タオルの両端はなぜ薄い?

通常タオルはその両端の生地が薄くなっています。

これは何か理由があるのでしょうか。製造上両端を薄くした方がしっかり作ることができて良いということなのでしょうか。それとも構造上の問題、あるいは機能性を向上させるために両端を薄くしているのでしょうか。

実は、タオルの両端を薄くしているのは元々日本だけなのだそうです。海外から直輸入したタオルは両端が薄くなっていないことが多いはずです。したがって、両端を薄くしているのは、製造上の問題でもなければ、構造上の問題や機能性の問題でもないのです。

では、なぜ日本では両端の生地を薄くするのでしょうか。その理由は、何と節約するために生まれたアイデアだったのです。タオルはパイル地でできています。パイル地というのはループをつけた独特の織り方で作られた生地のことを言いますが、ループを付けることによって吸水性がアップし、また肌触りも柔らかくさせることができます。

しかし、このようなパイル地にすると、非常に手間がかかります。また糸もその分多く使わなければなりません。そうなると当然、コストもアップしてしまいます。そこで、大阪のあるメーカーが身体を洗うのに特に必要のない両端の部分を平織りにすることを考え出したのです。

平織りの特徴は製造が簡単であること、そして使う糸を少なくできることです。1枚分の節約はわずかかもしれませんが、これが数万枚、数十万枚の単位ともなると、大きな節約になるのだそうです。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *